「これから卓球を始めたい」「観戦をもっと楽しみたい」という人に向けて、卓球のルールをとても分かりやすく、さらに実戦で使えるレベルまでまとめました。特に分かりにくい卓球サーブのルール、卓球シングルスやダブルスのルールを中心に、試合の流れや反則、観戦の見どころまで一気に解説していきます。
卓球ルールをしっかり覚えて、自分が卓球をプレイする時はもちろん、テレビや会場での卓球観戦をより楽しめるようになったら嬉しいですよね。是非最後まで読んでみてください。
卓球の基本ルールをまずは簡単に理解しよう!
最初に以下のポイントを押さえれば、卓球の基本ルールを理解できますよ。これから卓球デビューする人はまずはここで紹介する内容をチェックしてみてください。
①得点方式
1ラリー1点で、11点先取で1ゲーム勝つことができます。ただし2点差がつくまで続きそれ以降は2点差をつけて点数をリードした方がそのゲームを勝ち取ることができます。
例)
- Aチーム11点 対 Bチーム9点 →Aチームの勝ち
- Aチーム11点 対 Bチーム10点 →試合は終わらず2点差がつくまで試合続行(デュース)。
- Aチーム14点 対 Bチーム12点 →11点を超えているが、2点差がついているのでAチームの勝ち
②セット(マッチ)構成
卓球は、3ゲームマッチ・5ゲームマッチ・7ゲームマッチなど大会によって異なりますが、一般的には5ゲームマッチが多いです。
例えば、オリンピックでは個人戦では7ゲームマッチ、団体制では5ゲームマッチを採用しています。
③サーブ(サービス)
卓球のサーブは2本交代で、デュース突入後は1本交代というルールがあります。
サーブを行う際は、ボールを手のひらに静止させてから、垂直に16cm以上真上にトスします。トスしたボールはラケットで打ち、自分のコートに1回、相手コートに1回バウンドさせる必要があります。
また、フェアプレーとして、サーブはボールを見える位置で上に投げ上げるのが鉄則です(隠しサーブは禁止)。
シングルスは台のどこへでもサーブすることが可能ですが、ダブルスは右斜め対角へのサーブが必須です。

④ラリー
卓球の基本ルールとして、自コートに1バウンドしてから相手コートへ返球する必要があります。
相手コートに触れれば台の角(エッジ)も有効です。天井や自分の体・服に触れた場合は、原則失点となります。
ダブルスの場合は、打球は交互に行う必要があります。
⑤卓球台
卓球台は長さ2.74m、幅1.525m、高さ76cmで設置されています。
台の端のラインは「エッジ」と呼ばれ、ボールが当たった場合も有効なプレーとしてカウントされますが、側面に当たると失点となります。
卓球台にフリーハンド(ラケットを持っていない方の手首から先)が台に触れると失点となりますが、体が台に触れるのはOKです。ただ、台が動いてしまったり、ネットや支柱に体やラケットが触れると失点となります。
卓球台のネット
卓球台の中央には高さ15.25cmのネットが張られており、ネットを支える支柱も設置されています。
ボールがネットに触れる「ネットイン」はサーブ以外ではOK。サーブがネットインしてしまった場合は、ノーカウントでやり直しとなります(レット)。
ただ、ネットに触れて相手コートに入らなかったり、自分のコートに1回バウンドしなかった場合は「フォールト」となり、相手に1点が入ります。
卓球台のライン
ラインの役割は、以下のとおりです。
- エンドライン:奥の線。サーブの基準にもなる基軸。
- サイドライン:左右の端。判定の基準。
- センターライン:ダブルスのサーブ時のみ意味を持ち、右半面の境界になる。

⑥卓球のボールとラケット
卓球のボールとラケットの基本情報は以下のとおりです。
- ボール:40mmのプラ球で、色は白かオレンジが一般的です。ボールに書かれている★印は品質グレードの目安となります。
- ラケット:片面赤・片面黒が規定されています。ラバーの種類(裏ソフト・表ソフト・粒高・アンチ)で球質が大きく変わります。
例)
- 裏ソフト=回転量を作りやすい
- 表ソフト=直線的で速い
- 粒高=相手の回転を反転させやすい

シングルスのルール
卓球 シングルス ルールの大きな特徴は、サーブのコースが自由なことです。ここがダブルスとの最大の違いとも言えます。サーブは2本ずつ交代で行われます。
台のどこにでもサーブの球を出せるため、短い(ショート)、長い(ロング)、フォア・バック、回転(下・横・上)の組み合わせがそのまま「攻め」に繋がります。
レシーブはストップ・フリック・チキータなど多彩です。コート外のボールを空中で打ち返してOK(相手台に戻せば有効)。
一般的な大会はシングルスは5ゲームマッチ(3本先取)で行われ、最終ゲームのみ、5点到達でエンドチェンジが入るのが基本です。
シングルスのポイントまとめ
- サーブは台のどこに出してもOK(自陣1バウンド → 相手陣1バウンドは必須)。
- サーブは2本ずつ交代、デュース以降は1本交代。
- コート外から空中で打ち返しても有効(ただし妨害となる接触はNG)。
- 多彩なサーブ・レシーブの駆け引きが、シングルス観戦のいちばんの見どころ!
ダブルスのルール
卓球ダブルスルールは、対角サーブと交互打球が最大の特徴です。
自陣の右半面 にいる選手は、相手陣の右半面(センターラインが右半面の境界線となります)へサーブする必要があります。サーブとレシーブの順番も決まっており、2本交替でサーブが変わります。サーブする人と最初に受ける人の組合せが2本ごとに入れ替わります。
また、デュースに突入すると1本交代へ切り替わります。
ダブルスでは同じ選手が連続で打つことや、サービスが指定されたコート以外に入ると反則となるので、注意が必要です。
ダブルスのポイントまとめ
- サーブは右半面→右半面の対角が絶対ルール。
- サーブは2本交代、デュース以降は1本交代。
- 味方同士は必ず交互に打つ。連続タッチは反則。
- サーブ順・レシーブ順を正しく管理できるペアほど、試合運びが安定する。
試合進行の流れ(開始〜終了まで)
卓球の試合は、まずサーブ権やコート(エンド)を決めるところから始まります。一般的にはジャンケンやトスで勝った側が「先にサーブをするか」「コートを選ぶか」を選択し、残った方を相手チームが取る、という形です。そのあと短い練習時間を挟んで、本番のゲームに入ります。
流れをステップで整理すると、次のようになります。
サーブ権かエンドのどちらを優先するかを決めます。
試合前に軽くラリーをして、ボールや台の感覚、照明、バウンドの具合を確認します。
決まった側がサーブからスタート。サーブは2本ずつ交代で進み、ラリーごとに1点ずつ加算されます。
1ゲームと次のゲームの間には最大1分間の休憩があり、この時間に戦術確認や気持ちのリセットを行います。
最終ゲーム(例:5ゲームマッチなら第5ゲーム)のみ、いずれかの選手・ペアが5点に達した時点でコートチェンジを行います。風向きや照明などの条件を公平にするためです。
マッチが終わったら、ネット越しに握手を交わし、用具やボールを片付け、スコアを確認して終了です。ここまでが礼儀正しい試合の一連の流れになります。
観戦の見どころは?楽しむポイントもチェック!
得点だけでなく、「どの時間帯で何をしているか」を意識すると、卓球観戦が一気に面白くなります。
序盤(〜5点)
ここはお互いの様子見の時間帯です。サーブの種類、レシーブの対応、どの回転やコースに弱いかを探り合っています。
中盤(6〜9点)
効いているパターンがはっきりしてきて、「さっき通用した配球」をもう一度使うか、「読まれる前に変えるか」という駆け引きが増えてきます。相手の対策がハマるかどうかもこのあたりで見えてきます。
終盤(10点以降)
一球の重みが大きくなる時間帯です。ここで温存していたサーブを切る選手もいれば、逆にリスクを抑えて安全なパターンに徹する選手もいます。タイムアウトが取れる大会では、この終盤でのタイムアウトのタイミングも重要な見どころです。
デュースに入ってから
サーブは1本交代になり、まさに「1本勝負の積み重ね」が大切になってくる時間帯です。トスの高さやルーティンが崩れない選手ほど強く、わずかなメンタルの乱れやフォームの乱れが、そのまま結果に出やすくなります。

