マークV(マークファイブ)は、日本の卓球メーカーであるヤサカが1969年に発売した裏ソフトラバーで、50年以上も経過した現在も多くの選手から愛されています。そんな伝説的なラバーである卓球のマークVですが、禁止されているというのは本当なのでしょうか。
そこで今回は、卓球のマークVは禁止されているのか、初心者にお勧めの組み合わせも紹介します。
卓球のマークVとは?
卓球経験者などであれば、マークVがどのようなものか知っているかと思います。しかし、卓球を始めたばかりの人や全く知らないという人にとって、マークVと言われても何がなんだかわからないですね。
そんな人たちのためにも、卓球のマークVがどのようなものなのか詳しくみていきましょう。
コントロール性能
卓球のマークVが愛用され続けているのは、コントロール性能の高さです。
ボールが飛びすぎないため、自分の思った場所へ打球しやすく、ミスを減らすことができます。特に、卓球を始めたばかりの選手は力加減やスイングが安定していないことが多いですが、マークVはそうした選手でも扱いやすいです。
回転
卓球のマークVは、回転をかける感覚を学びやすいラバーとしても有名です。
近年のテンションラバーはラバー自体の性能で強い回転がかかりますが、マークVは自分でしっかり擦る技術が必要になります。そのため、正しいフォームで打球しないと回転がかかりません。
逆に言えば、マークVを使いこなせるようになると、回転をかける技術が自然と身につきます。そのため、多くの指導者が初心者やジュニア選手にマークVを勧めています。
コストパフォーマンス
卓球のマークVは全てが高水準なだけではなく、耐久性の高さも魅力です。
高性能テンションラバーは性能が高い反面、劣化が早い傾向があります。
一方でマークVは性能の変化が比較的少なく、長期間使用できます。
また、価格も比較的手頃で、頻繁にラバーを交換できない学生や初心者にとって大きなメリットです。
卓球のマークVは禁止されてる?
初心者からトップ選手までが愛用すると言われている卓球のマークVですが、禁止されているというのは本当なのでしょうか。
その場合、本番だけではなく、日頃の練習から違うラバーにしなければならないので、選手にとっては一大事ですよね。
それでは、卓球のマークVは禁止されているのか探っていきましょう。
禁止されていない!
卓球のマークVは、国際卓球連盟(ITTF)の公認ラバーとして登録されており、公式戦でも問題なく使用できます。そのため、マークVが使えなくなった、試合で禁止されたという情報は誤解ということになりますね。
2026年6月現在でも、全国大会や地域大会で使用している選手は多く、特に基礎技術を重視する選手から高い評価を受けています。
スピードグルーの影響
卓球のマークVが禁止になったと勘違いされてしまった理由は、有機溶剤を含むラバー接着剤であるスピードグルーの使用禁止が影響していると思われます。
スピードグルーを使用することで、ラバーのスポンジが柔らかく膨張し、打球のスピードと回転が劇的に増し、マークVとの相性も良いとされていました。
しかし、人体に有害だと判断され、使用禁止になってしまい、相性の良いマークVもその対象になったのではないかと考えられてしまったようですね。
卓球のマークVお勧めの組み合わせも紹介!
卓球はラバーを変えることで、回転重視やスピード重視、バランス重視などとすることができます。また、初心者が扱いやすい組み合わせもあり、自身のレベルやプレースタイルに合わせてカスタマイズすることが可能です。
では、卓球のマークVを使った場合のお勧めの組み合わせは、どうなっているのでしょうか。
初心者・オールラウンド向け
初心者がマークVを使用する場合は、攻撃特化型のラケットよりもオールラウンドタイプとの組み合わせがおすすめです。
オールラウンドタイプと組み合わせることで、ラケット自体の弾みが控えめとなり、ボールコントロールがしやすくなります。
特に、初心者の場合は強打ばかりを求めるのではなく、まずはフォア打ちやバック打ち、ツッツキなどの基本技術を身につけることが大切です。
その意味でも、マークVとオールラウンドラケットの組み合わせは非常に優秀と言えるのではないでしょうか。
スウェーデンクラシック
卓球の初心者から中級者まで人気が高いのが、 スウェーデンクラシック とマークVの組み合わせです。マークVとスウェーデンクラシックは、同じヤサカ製ということもあり相性が良く、ボールをしっかり掴んで打つ感覚を覚えやすい特徴があります。
飛びすぎないためコントロールしやすく、卓球の基本フォームを身につけるのに適しています。
そのため、初心者や慣れつつある中級者向けの組み合わせであると言われていますね。
アルティマ
高いコントロール性と安定した回転をかけることを重視するのであれば、マークVとアルティマの組み合わせはおすすめです。
マークVはボールの掴みがとてもよく、アルティマはスピン系に優れたコントロールラバーであるので、狙ったとおりにボールを打つことができます。また、強打時の威力よりも、ツッツキなどの繊細な技術やブロック、カウンタープレーなどで強みを発揮するのも特徴です。
回転などの感覚も掴みやすい組み合わせとなっているので、初心者にもお勧めとなっています。
両面マークV
マークVのお勧めの組み合わせとしては、両面とも同じにするという方法もあります。
フォア面とバック面の両方にマークVを貼ることで、打った感覚などが統一されるので、技術を習得しやすいというのがメリットです。
表と裏で異なるラバーを使うと、それぞれの感覚を覚える必要があり、初心者の場合だと慣れるまでに時間がかかってしまうことも少なくありません。
そのため、基礎練習を中心に行う段階では、両面マークVのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
マークVAD・30゜
両面ともマークVにするのであれば、マークV ADとマークV30゜がお勧めとなっています。
マークVADとマークV30゜は、通常のマークVよりも柔らかくなっているので、レシーブやブロックが安定し、ミスを減らすことが可能です。
そして、ラケットをヤサカのマークカーボンやヤサカマークウッドにすることで、スピードと攻撃力を高めることができるとされています。
まとめ
今回は卓球のマークVは禁止されているのか、初心者にお勧めの組み合わせも紹介しました。
卓球のマークVは非常に扱いやすいラバーであり、多くの人から愛用されていますが、必ずしも自分の感覚とフィットするとは限らないので、色々と試してみるのも良いかもしれません。
また、組み合わせ次第で打った感触などが大きく変わってくるので、ラケットも変えてみるという方法を選んでも良いのではないでしょうか。










