近年の卓球は、チキータなどのレシーブ力が大幅に向上したこともあり、ラリーがより高速化されてきています。さらに、パワーや回転も強化されており、様々な球種が織り交ぜられるようになっていますが、卓球の「バックハンド」とはどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は、卓球の「バックハンド」とは何か、打ち方やコツ、練習方法を解説します。
卓球の「バックハンド」とは?重要性も解説!
卓球には「フォアハンド」と「バックハンド」の2種類があり、一昔前までは前者を主体にする戦術・プレースタイルが多かったです。しかし、近年の卓球では「バックハンド」が主流となっており、世界トップクラスの選手も攻撃の起点に使用することが多くなっています。
では、卓球の「バックハンド」とは何か、その重要性について詳しくみていきましょう。
利き腕の反対側で打つ
卓球やテニスでは、利き腕である方でスイングすることを「フォアハンド」といい、その反対側を「バックハンド」と言います。そのため、卓球の「バックハンド」は、利き腕の反対側でボールを捉え、手の甲側の面を使って返球するというものです。
卓球の「バックハンド」は、「フォアハンド」よりも強打できないので、「バックハンド」側を狙って返球されることが多いと言われています。
安定感がある
強打ができない卓球の「バックハンド」ですが、重要視されている理由の1つに安定感があるからではないでしょうか。
卓球の「バックハンド」は、体の正面でボールを捉えるようにスイングするので、ネット際のボールにも対応しやすく、安定感があります。特に、近年の卓球はスピード感があり、様々な回転がかけられているので、安定して返球することが重要で、それ故に「バックハンド」の重要性が問われているわけです。
速いテンポに対応できる
卓球の「バックハンド」と「フォアハンド」の大きな違いとしては、テイクバックの有無が挙げられます。「フォアハンド」の場合、ボールの軌道に合わせてポジショニングを移動し、テイクバックを行なわなければなりません。
しかし、卓球の「バックハンド」は、手首の小さな動きで返球することができるので、速いテンポに追いつくことができます。なので、世界のトップクラスでも「バックハンド」が主流となり、様々な球種が生み出されているわけです。
体力を温存できる
一見すると、卓球はそこまで激しいスポーツではないように感じられますが、レベルが上がるにつれてラリーのスピードが速くなっていき、集中力も必要となるので、想像以上に体力を消耗してしまいます。
そして、「フォアハンド」は回り込んだり、「バックハンド」よりもテイクバックが大きいので、より体力を削ってしまうことが多いです。
しかし、卓球の「バックハンド」は、テイクバックも小さく、回り込む必要もないので、体力の消費を抑えることができます。
卓球の「バックハンド」の打ち方やコツ・練習方法は?
卓球の「バックハンド」は、ラリーを制するために必要不可欠なものですが、一朝一夕に身に付けられるものではありません。特に、レベルが高くなっていくにつれ、同じようなスイングから様々な球種が繰り出されるようになるので、そういったボールに対応できるだけの「バックハンド」を身に付けていく必要があります。
では、卓球の「バックハンド」は、どのようにして打ち、どのようにして練習していけばいいのでしょうか。
ミート打ち・ドライブ打ち
卓球の「バックハンド」には、2種類の打ち方があります。
卓球の「バックハンド」の1つ目の打ち方は、ボールをラケットに当て、相手のコートに押し出すようにスイングする「ミート打ち」です。「ミート打ち」は、回転をかけていないので、スマッシュのような軌道で直線的に飛んでいきます。
そして、2つ目の「ドライブ打ち」は「角度打ち」とも呼ばれており、ボールをこすり上げるように打って強烈な前回転をかけるという打ち方です。そのため、「ドライブ打ち」は山なりの軌道を描きます。
正面で打つ
テニスの「バックハンド」は、利き腕ではない方で片手もしくは両手でスイングしますが、卓球の場合はボールを体の正面で捉えます。卓球の「バックハンド」は、体の正面でボールを捉えることで安定感が増すので、素早く移動できることを心がけましょう。
肘を支点に
卓球の「フォアハンド」は、しっかりとテイクバックを行ない、全身の力を余すことなくスイングするように動かしますが、「バックハンド」の場合は肘を支点にする必要があります。
肘を支点にして「バックハンド」を行なうことで、ラケットの角度を調節しやすく、安定感を生み出すことが可能です。
タイミングを見極める
卓球は状況に応じて、バウンドした直後に返球するということもありますが、最初はボールが一番高くなっているタイミングでスイングするようにしましょう。
バウンド直後のボールは、軌道などを見極めることが難しいですし、目線と高さが一致していないので、正確に捉えることが容易ではありません。
しかし、バウンドしてから一番高い位置になったボールは、回転の影響が最も少なくなっているので、安定して返球をすることができます。
なので、卓球の「バックハンド」をするときは、タイミングを見極めるようにしましょう。
多球練習
卓球の「バックハンド」のおすすめの練習法としては、多球練習というやり方があります。
多球練習とは、球出しと打ち手に分かれて行う練習で、一定時間出されるボールを打っていくというやり方です。
多球練習のメリットとしては、短時間で何度も繰り返しスイングを行うことができるので、安定感や感覚を身に付けることができます。
ただ、多球練習を行う場合、球出しを行う人には同じところに何球も打ち出せる技術力が必要です。
交互に打つ
多球練習で「バックハンド」の感覚などを掴むことができたら、「フォアハンド」と交互に打つと良いかもしれません。「バックハンド」と「フォアハンド」を交互に打つことで、フットワークを鍛えながら、スムーズに切り替える感覚を身に付けることができます。
特に、試合中はどこに球が飛んでくるのか分からないので、反射神経などを養うためにも必要な練習です。
まとめ
今回は卓球の「バックハンド」とは何か、打ち方やコツ、練習方法を解説しました。
今や卓球の「バックハンド」は、攻撃の起点にもなっており、試合で勝つためには必要不可欠な技術です。ただ、「バックハンド」といっても、「チキータ」や「バックツッツキ」といったテクニックがあるので、1つずつ習得していくようにしましょう。










