皆さんは、卓球に段位という制度があることをご存知でしょうか。
段位と聞くと、剣道や柔道といった武道を思い浮かべますが、卓球にも導入されています。他の競技でいう段位は、強さや熟練度を指していますが、卓球の場合はどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、卓球の段位とは何か、種類や段位ごとの難易度、取得条件について解説します。
卓球の段位とは?種類は?
卓球では世界ランキングや日本ランキングなどで、強さや活躍ぶりを知ることができます。ランキングは出場した大会での成績が反映され、優勝している選手ほど順位が高くなりますね。
それに対して卓球の段位は、ランキングと違って大会での成績だけで決まるものではありません。では、卓球の段位とはどういったものなのでしょうか。
実力・貢献度
卓球の段位とは、日本卓球協会が認定している制度のことで、10段を最高位として初段から10段、1級から5級といったランクに分かれています。
そして、卓球の段位の段位には2種類あり、戦績段位と名誉段位です。戦績段位は名称からも分かる通り、全国大会などの成績に基づいて認められる実力評価方法となっています。
それに対して、名誉段位とは卓球界への貢献度や普及活動などによって評価されるものです。
どちらの方法で取得しても、正式に段位として認められます。
モチベーションや強さ
卓球の段位は、名誉のために導入されている制度ではありません。卓球の段位は、各選手のモチベーションを高めるためのものでもあり、大会などでひと目見て強さを分かるためのものでもあります。
全国大会に出場する卓球選手には、ゼッケンに1など番号がありますが、それは各選手の段位を示しています。なので、10とついている選手は10段ということになり、試合前に相手の強さなどを図れるので、作戦などを考えることも可能です。
費用
卓球の段位を取得するためには、認定料と呼ばれる費用を支払わなければなりません。段位の中で最も低い初段の場合、認定料は一般の人で10,000円、19歳未満や大学生は5,000円というようになっています。
そして、認定料は段位が上がる毎に触れるようになっており、最高位である10段だと10万円になるようです。ただ、段位は一度取得してしまえば生涯有効で、その後に更新料などを支払う必要などもありません。
段と級の違い
2024年時点で、級の新規認定が廃止されてしまったので、2026年5月現在は取得することができません。ただ、これまでに級を取得した人のものは有効です。
ただ、段と級の違いは気になりますよね。簡単に言ってしまえば、級は初心者から中級者の基準で、段は上級者や全国経験者、日本代表クラスといったようになっています。
現在は級を取得することはできないようになっているので、まずは初段を取得できるように目指していきましょう。
卓球の段位ごとの難易度・取得条件を解説 !
卓球の段位が成績や貢献度で取得することができるということは分かりましたが、何いどぎゃ取得条件などはどうなっているのでしょうか。
ちなみに、過去の制度では全国大会に一定数出場することで段位が上がるようになっていましたが、現在は純粋に成績だけで判断されるようになっています。そのため、以前よりも段位の価値が上がったと言えますね。
それでは、卓球の段位ごとの難易度・取得条件を詳しくみていきましょう。
初段
初段を取得するための条件は、全国大会に出場することです。初段の対象となっている大会は、全日本選手権大会(一般 ・ジュニア ・団体 ・マスターズ)、全日本社会人選手権大会、全日本実業団選手権大会、国民体育大会となっています。
これらの大会に都道府県代表となることで取得できるわけですが、地域によって競技人口・レベルが異なるので、一筋縄ではいきません。
2・3・4段
初段は全国大会に出場することで取得することができますが、2・3・4段はより難易度が高くなってきます。
まず、2段は該当年度に出場した全国大会で2勝、もしくは都道府県大会で州称することが条件です。続いて、3段になると全国大会で3・4勝、地域ブロック大会で優勝する必要があります。
そして、4段は全国大会の舞台で5回勝つか、それに準じた成績を残さなければなりません。
5段
5段にもなってくると、難易度なども高くなってきており、各大会入賞者および国際試合日本代表者にならなければなりません。
入賞とはベスト4以上のことを指していますし、国際試合日本代表はプロや実業団レベルとなっているので相当難易度が高いことが分かりますね。
6段
6段を取得するためには、全日本選手権大会(一般 ・ジュニア ・団体 ・マスターズ)、全日本社会人選手権大会、全日本実業団選手権大会、国民体育大会、1部の全日本クラブ選手権大会で優勝するか、国際試合日本代表にならなければなりません。
このレベルの大会で優勝するのは、非常にハードで日本でも1・2を争うレベルと言っても差支えないですね。
7段
7段にもなると、対象となる大会が限られており、全日本選手権大会だけとなっています。そして、7段になるためには全日本選手権(一般)個人戦で優勝しなければなりません。全日本選手権では、国内のトップレベルや若手有望株が出場するので、これまで以上にレベルが高いと言えますね。
8段
卓球の8段になるには、アジア競技大会及びアジア選手権に出場しなければなりません。しかも、ただ出場するだけではなく、個人戦で優勝する必要があります。
アジア競技大会やアジア選手権には、卓球王国である中国の選手も多数出場してくるので、その中で優勝するのは容易ではありません。また、中国以外にも日本人選手も数多く出場するので、かなり難易度は高くなっています。
9段
卓球の9段に認定されるためには、世界選手権大会で個人戦優勝という成績を残す必要があります。世界選手権は世界各国の実力者が出場し、1回戦でトップレベルの選手と対戦することも少なくありません。
また、世界選手権に出るためには、それ相応の実績を残す必要もあるので、出場権を獲得するだけでも一苦労です。
10段
卓球の段位の中で最高位である10段を取得するためには、オリンピックに出場して金メダルを獲得しなければなりません。オリンピックに出場するためには、日本代表に選出されなければいけないですし、大舞台で本来の実力を発揮できる精神力、怪我をしない体といったことなども必要となってきます。
オリンピックで金メダルを獲得するためには、実力だけではなく、運も必要となってくるので、最高位にふさわしい条件と言えるのではないでしょうか。
まとめ
今回は卓球の段位とは何か、種類や段位ごとの難易度、取得条件について解説しました。
卓球の段位は、一般人からすると初段でも難しい取得条件となっています。また、名誉段位の条件も審判の取得をしていたり、団体の理事を務めていたりと言ったことになっているので、かなり大変ですね。
どちらにせよ、卓球に対して真摯でひたむきに打ち込んでいる人が取得できるのではないでしょうか。










