卓球は1秒間に150回転以上の回転がボールにかかっており、スピードは120㎞/hにも達すると言われています。そのため、トップレベルの選手は卓越したレシーブ力を有しており、返球する技術を専門用語で「ブロック」と言いますが、どういったものなのでしょうか。
そこで今回は、卓球の「ブロック」とは何か、安定させるコツや練習方法を解説します。
卓球の「ブロック」とは?
卓球でよく聞く専門用語としては、「〇〇サーブ」や「チキータ」、「カット」といった言葉を耳にすることが多いかと思います。特に、「チキータ」は多くの選手が多用している技術であり、その凄さをテレビで解説していることが多いですね。
ただ、卓球の専門用語は他にも多くあり、その1つが「ブロック」です。
では、卓球の「ブロック」とはどういったものなのでしょうか。
ディフェンシブな打法
卓球の「ブロック」とは、相手のスマッシュやドライブといった強烈なショットに大砲するためのディフェンシブな打法です。そのため、ディフェンシブな打法である「ブロック」を多用する選手は、「ブロックマン」と呼ばれています。
通常、卓球では返球する際に相手が打ちづらいように回転をかけたりしますが、「ブロック」はボールの勢いを利用して打ち返すだけです。そのため、「ブロック」は自ら力や回転を加えることなく、ラケットの面の角度を調節し、ボールに当てるだけとなっています。
ミスのリスクが少ない
卓球の「ブロック」は、ミスのリスクが少ないショットとなっています。卓球の「ブロック」は、特別なスイングなどが必要なく、ボールをコツンと当てるだけなので、ミスに繋がる可能性が低いです。
そのため、卓球の「ブロック」は、最も習得しやすいショットであり、重要なショットでもあります。
また、強打に対しては「カウンター」と呼ばれる打法がありますが、こちらも強打で打ち返すというショットなので、「ブロック」は異なります。
卓球の「ブロック」を安定させるコツは?姿勢?角度?
卓球の「ブロック」は、基礎ともいえる打法で、試合に勝つためには必要となる技術です。
習得しやすいとはいえ、レベルが高くなるにつれ、相手のショットも強烈になるので、「ブロック」を安定させるのは容易ではありません。
では、卓球の「ブロック」を安定させるには、どうしたらいいのでしょうか。
前傾姿勢を取る
卓球の「ブロック」を安定させるためには、前傾姿勢を取ることが重要です。「ブロック」を使用するのは、基本的に相手が強いボールを打ってきたときになります。そして、相手が強打してきたときに、重心が後ろにあったり、腰が引けたりすると、ボールの威力に負けてしまい、コントロールをすることができません。
なので、しっかりと前傾姿勢を取ることで、ボールとの距離を近くすることができ、安定させることができます。また、前傾姿勢であれば、スムーズに足を動かすことができるので、意識して行っていきましょう。
ヘッドを立てる
卓球はバックスピンやトップスピンなど様々な回転があり、必要に応じてラケットの角度を調節する必要があります。そして、卓球の「ブロック」を行なう時もラケットの角度を調節する必要があり、特にトップスピン、ドライブの時はヘッドを立てることを意識することが重要です。
ドライブはトップスピンがかかっているので、鋭く沈み、バウンド後に大きく跳ねるのが特徴なので、被せるように返球することで上手く対応することができます。
また、しっかりとラケットの面を固定することで、ブレるのを防ぐことができるので、心がけておきましょう。
タイミングを見極める
回転がかけられているボールは、バウンドの頂点を終えた後などは変化が大きく、捉えることが容易ではありません。そして、そういったボールは返球することが難しく、ミスしてしまう可能性があります。
なので、少しでもミスを減らすためにも、バウンドの頂点を迎えたタイミングで捉えるようにしましょう。
そのタイミングであれば、比較的返球しやすく、ミスすることなく、打ち返すことが可能です。
また、そのためにはボールの落下地点まで、素早く入ることも重要ですね。
スイングはコンパクトに!
卓球の「ブロック」は、相手のボールの球威を利用して打ち返す打法です。そのため、「ブロック」する側は、テイクバックなどをする必要がなく、ボールにラケットを当てるだけとなります。
そのため、「ブロック」するときは、スイングをなるべくコンパクトにし、ボールを押し出すように打つのが重要です。また、肘を斜め上に動かして、ボールの勢いを吸収するというイメージを持つと良いかもしれないですね。
卓球の「ブロック」の練習方法は?
卓球の全てのショットは、練習する度に安定感を増すことができます。そのため、卓球の「ブロック」も、何度も練習することで安定感を高めることが可能ですが、どのようにして練習していけば良いのでしょうか。
ドライブ&ブロック
卓球の「ブロック」の練習方法としては、「ドライブ&ブロック」というやり方があります。
「ドライブ&ブロック」とは、2人1組で行なう練習方法で、1人がドライブを打ち、もう1人がそれを「ブロック」で返球するというやり方です。基礎的な技術力があれば、同じコースに打ち返すことができるので、「ドライブ&ブロック」を行なっていくことで安定感を高めることができます。
それぞれフォアハンドとバックハンドの練習を行うことができたら、攻守を入れ替えて行なっていきましょう。
スピード系&ループ系対応
卓球の「ブロック」の安定感を高めるのであれば、「ドライブ&ブロック」の中でスピード系のボールやループ系のボールを混ぜることも重要です。
卓球選手の中には、速球に強いけど回転が強い打球の対応が苦手という人がいます。逆に、速球に弱いけど回転が強い打球には強いという選手もいるので、練習の中に混ぜていくことで弱点を克服することが可能です。
また、ドライブを打つ選手も、「ブロック」を破るレベルで練習していくことで、自身の練習にも繋がっていくので、意識して行なっていきましょう。
まとめ
今回は卓球の「ブロック」とは何か、安定させるコツや練習方法を解説しました。
卓球の「ブロック」は、コツンと当てるだけのショットでありますが、姿勢や角度といったことが重要になります。また、マシンを使った練習方法もありますし、「ブロック」を習得しておくことで、相手の攻撃を防ぐことができるので安定感を高めていくようにしましょう。










