卓球の試合を見ていると、周囲にいろんな人や道具があるので、それぞれどんな職種の人が試合を支えているんだろうと気になったことはありませんか?そこでこの記事では、卓球に関する仕事を紹介しています。あわよくば選手を目指してみたいという人には、選手になるための方法や年収も紹介しているので、お子さんが卓球に熱中している親御さんもぜひご覧になってください。ちなみに大人になってからでも卓球選手になれるかどうかも紹介しているので、趣味で卓球をしている人も参考にしてください。
資格によって違う卓球審判の仕事
卓球審判の仕事は持っている資格によって出場できる大会が決まっており、資格を1つ取れば全ての大会の審判として参加できるわけではありません。資格を取りながら順番にステップアップしていかないと大きな大会に審判として参加することはできません。しかし、中には高校生以下でも取得できる資格があるので、お子さんが卓球審判に憧れている場合は受験を強くおすすめします。なお、次の見出しから紹介する卓球審判の仕事をするための資格は、取得後も更新手続きを行わないと失効してしまい、更新手数料が必要な点に注意してください。
公認審判員ってどんな仕事?
卓球の公認審判員の仕事は、全日本選手権や国民体育大会などの審判を担当することができます。公認審判員は中学を卒業していれば高校生でも取得できる卓球審判の資格で、全国高等学校総合体育大会では100人以上の高校生が審判として出場したこともあります。2026年現在では既に公認審判員資格試験および公認審判員3年更新講習会が荒川総合SCで5月17日、府中市郷土の森総合体育館で10月31日に開催されることが決まっています。
| 資格の種類 | 受験料 | 資格取得料 | 更新料 |
| 公認審判員(高校生以下) | 4000円 | 2000円 | なし |
| 公認審判員(一般・大学) | 4000円 | 4000円 | 2000円 |
上級公認審判員の仕事について
卓球の上級公認審判員の仕事は、日本卓球協会が主催する全国大会の準決勝以上の審判を担当することです。例えば毎年開催されている全国卓球選手権大会がその代表例で、2026年11月13日から11月15日に青森県青森市カクヒログループスーパーアリーナで開催される大会は、上級公認審判員が審判を担当しています。公認審判員と違って資格取得条件に年齢20歳以上と、公認審判員としての実務経験3年以上が加わり、以下のように受験料や更新手数料も大きく跳ね上がります。また、マニュアル通りの審判も重要ですが、現地で臨機応変に変化する試合展開に対して適切な判断をすることが求められるので、1年に1度必ず試験を受けることも条件として加わります。イメージとしては車の免許更新と同じ感覚だと思ってください。
| 新規登録料 | 新規受験料 | 更新料 | 2026年資格更新試験日時 | ||
| 8000円 | 2000円 | 6000円 | 2026年6月7日 | 2026年6月21日 | 2026年6月27日 |
卓球の公認レフェリーってどんな仕事?
卓球の公認レフェリーの仕事は、国内大会の審判長を担当することです。公認レフェリーは試合の審判を担当するだけでなく大会全体のタイムテーブルを決める役目も担っています。また、試合展開によっては各チームから抗議を受けることもあるので、審判としての実力だけでなく精神面での強さも求められてくる仕事です。資格を取得するには試験の合格は勿論、日本卓球協会を始めとした加盟団体役員としての実績と上級公認審判員としての実績も3年以上必要です。
したがって、勝たせたい選手がいるから審判員になろうとしても、公認審判員になってから最低6年かかるので、個人的な感情で審判ができないような仕組みになっています。なお、以下に紹介する試験会場は、9つの中から毎年試験人数に合わせて4つの会場が選ばれる仕組みで、試験日時含め実施日の2か月前くらいに決まる傾向にあります。
| 新規登録料 | 新規受験料 | 更新料 | 試験会場一覧 | ||
| 10000円 | 2000円 | 10000円 | 北海道会場 | 東北会場 | 北信越会場 |
| 関東会場 | 東海会場 | 近畿会場 | |||
| 中国会場 | 四国会場 | 九州会場 | |||
卓球の国際試合に関係した仕事
卓球の国際試合に関する審判の仕事は、大きく分けて国際審判員とホワイトバッジとブルーバッジの3種類が存在します。卓球の国際試合の審判ができるという点において違いはありませんが、階級は一般国際審判員、ホワイトバッジ、ブルーバッジの順番でブルーバッジは国際審判員の上級者的位置づけとして、審判長などを担当することが可能です。資格を取得するには筆記試験を受ける必要があり、ブルーバッジの場合は実技試験と英語コミュニケーションの試験があります。実技試験は4つの国際大会に審判として出場し、全ての大会で審査員から合格を獲得する必要があります。また、ブルーバッジは他の審判員の資格と違い、毎年国際大会の審判を担当してポイントを獲得しないと資格更新ができません。
卓球審判の年収ってどのくらいなの?
卓球の審判の年収はほとんど存在しません。大会によっては多少移動費や食事費用が支給されることもありますが、国際審判員になってもボランティア感覚で審判している人は多数存在します。数年国際審判員として活動してようやく生活できるほどの補助を受けられる場合があるので、兼業して自ら収入を得ないとご飯を食べることすら難しいです。
卓球選手になる方法と年収を大公開
卓球選手の仕事に就くには、義務教育の頃から卓球を続けて、中学の全国大会や高校のインターハイで好成績を収めて企業のスカウトを受ける必要があります。したがって、大人になってから卓球選手を目指すことは非常に難しく、今回調査した範囲で30歳以上になってから卓球選手を目指して成功したのは、石井久子選手のみです。そこからさらにスポンサーが就くのは宝くじよりも厳しく、現役時代の石川佳純選手の年収のような稼ぎになることはほとんどないでしょう。
一番可能性があるのは、卓球チームが存在する企業に就職することです。就職して入部して実力があれば卓球選手へのお誘いが来るかもしれないので、以下に紹介するような企業に就職や転職を検討してみてはいかがでしょうか。なお年収のデータは試合に勝った時等に支払われるインセンティブを除外しているものなので、正確な情報では無い点に注意してください。
| 企業名 | 年収 |
| 東芝 | 800万円前後 |
| 富士フィルム | 900万円前後 |
| ケアリッツアンドパートナーズ | 600万円前後 |
| JR東日本東京 | 700万円前後 |
まとめ
卓球の仕事には審判員という大事な仕事があり、中学生や高校生の試合くらいなら成人してなくても資格を取得できます。しかし、大きな国内大会や国際試合の審判をするには専用の資格が必要で、国際試合に関しては資格を取得しても継続して審判の仕事をしていないと資格を剥奪されることがあります。また、卓球の審判はいずれもほとんど無報酬で、兼業しないと生活できることはほとんどありません。対して卓球選手は報酬こそもらえるものの、実力が無いと企業から採用の話を受けたりスポンサーがついたりすることもないので卓球関連の仕事はどれも厳しいのが現状です。










